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整骨院・接骨院の初診料はいくら?自費・保険適用別に料金相場も解説

接骨院の初診を検討する際、費用の目安が分からず、不安を感じる方は少なくありません。とくに、保険が適用されるかどうかで初診料には大きな差が生じます。
本記事では、初めて接骨院・整骨院の利用を考えている方に向け、保険適用・自費診療別の「初診料」と料金体系を解説します。
再診時の費用の扱いや、施術内容によって料金が変わる理由も触れているので、来院の準備にもお役立てください。
整骨院・接骨院の初診料や料金体系の考え方
整骨院・接骨院における初診料と料金体系は、以下のような形になっています。
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料金項目 |
内包される料金 |
料金概要 |
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初診料 |
診察費 |
患者を診察し、状態を診断するための費用 |
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治療費 |
患者に治療を行う費用 |
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手数料 |
事務手続きにかかる費用 |
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再検料 |
- |
2回目の来院で再度状況を検査・診断する費用 ※保険適用のケガ治療で2回目のみ |
診察費は施術者が利用者の身体を診察し、患部や痛みの状態から原因を「診断」する費用です。一方、治療費は施術者が利用者の身体に「治療」に対する費用となっています。治療には、手技療法やマッサージ、電気療法などが含まれ、治療方法によって料金が異なります。
手数料については、初回にスタッフが行う書類の手続き、患者情報の登録など「事務手続き」にかかる費用です。一律ではないため、院によって多少差があります。
さらに上記を内包する初診料は、最終的に保険の適用可否によって変動します。患者本人の負担割合によっても金額は変わりますが、保険診療が適用されると自己負担は1~3割程度です。一方、自費診療の場合は初診料に含まれる治療費が全額負担になります。
料金で注意したいものとして、再検料もあります。すでに医療機関を一度受診している、もしくは保険を利用して接骨院・整骨院を一度利用した人のみ、療養費として加算される項目です。基本的には保険対象のケガの治療を行う人のみが、2回目にかかる料金になります。加算されるのは2回目のみで、3回目以降はかかりません。
整骨院・接骨院の初診料と再診料の料金相場
整骨院や接骨院の初診料は保険の有無でも変わるため、それぞれの目安を把握しておくと安心です。事前に費用の仕組みを知っておくことで、不安なく足を運べます。
保険診療と自費診療に分け、各料金相場をご紹介します。
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項目 |
自費診療の相場(実費) |
保険診療の相場 |
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初回(初診料) |
3,000〜8,000円 |
500〜2,000円 |
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2回目 |
3,000〜8,000円 |
200〜900円 |
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3回目以降 |
3,000〜8,000円 |
200~700円 |
施術を受ける前にご確認ください。
自費の場合
自費診療における初診料の目安は、3,000〜8,000円です。骨盤矯正、姿勢調整、全身整体など受ける施術によっても変わりますが、1万円を超えるケースも珍しくありません。EMSや美容鍼などの機器を使用する場合は、さらに費用が高くなる可能性があります。オプション料金が発生する場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
なお、再診料は請求されないのが一般的です。
保険適用の場合
保険診療での初診料は、500〜2,000円程度が一般的です。2回目以降の再診料(再検料)は200〜900円程度になり、3回目以降は料金が下がります。
最終的には部位や施術内容、保険の自己負担額によって変化するため、施術前に料金の内訳を聞き、納得したうえで利用を始めましょう。
関連記事:骨盤矯正は何回くらいで効果が出るのか|期間・頻度の目安を解説
整骨院・接骨院で保険適用になる症状・疾患

整骨院・接骨院で保険適用になる症状・疾患は、急性の外傷性のケガに限られます。適切に保険を活用できるよう、適用される症状を知っておくのがおすすめです。
以下にまとめたので確認してみてください。
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保険適用される |
保険適用されない |
※出血を伴わない急性・外傷性のケガ |
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保険適用される
保険適用されない
- 骨折・不全骨折
- 脱臼
- 打撲
- 捻挫
- 挫傷など
※出血を伴わない急性・外傷性のケガ
- 肩こり・身体のこり
- 過去のケガや後遺症
- 長期に渡る施術
- 病院で治療するべき病気・ケガが関係する痛み
- リラクゼーション目的
- 美容・体質改善目的など
続いて、保険適用になる・ならない症状・疾患を詳しく説明します。
※参考:接骨院などにかかるとき|宮城県自動車販売健康保健組合
保険適用になる疾患
健康保険が適用されるのは、外傷性の急性のケガに限られます。以下のような症状が対象です。
- ・骨折・不全骨折
- ・脱臼
- ・打撲
- ・捻挫
- ・挫傷など
たとえば、「階段を踏み外して足首をひねった」「スポーツ中に転倒して肩を打った」など、原因と受傷日時が明確でなければいけません。
また、脱臼や骨折の施術を接骨院で行うには、医師の同意書が必要な場合があります。とくに子どもや高齢者の施術では、病院との連携が必要です。施術前に問診で正確な情報を伝えることが、適切な対応につながります。
保険適用にならない症状
一方で、以下の症状・目的での施術は保険の対象外で、すべて自費扱いになります。
- ・肩こり・身体のこり
- ・過去のケガや後遺症
- ・長期に渡る施術
- ・病院で治療するべき病気・ケガが関係する痛み
- ・リラクゼーション目的
- ・美容・体質改善目的など
たとえば、長時間のデスクワークで身体を痛め、痛みが自覚されていても「外傷」とみなされず保険は使えません。適用外の施術を保険対象として請求した場合、不正請求と判断されるおそれがあります。
トラブルを招かないためにも柔道整復師だけの判断ではなく、患者自身も制度を正しく理解しておく必要があります。施術前に分からない点があれば、質問しておきましょう。
整骨院・接骨院を安く利用する4つのコツ

接骨院の費用は施術や保険で大きく左右されてしまいますが、費用を抑える工夫も可能です。必要なケアを受けつつ、無理なく続ける方法を模索しましょう。
整骨院・接骨院を少しでも安く利用するために4つのコツを紹介します。
- ・保険適用されるか医師に相談する
- ・施術や頻度の見直しをする
- ・回数券や通院割引を利用する
- ・補助金・助成制度を探す
詳しく見ていきましょう。
保険適用されるか医師に相談する
費用負担を減らすうえでもっとも重要なのは、健康保険が使用できるかどうかです。対象の症状が見込まれる場合は保険が適用されます。
ただし、骨折や脱臼に関しては医師の診断と同意が必要な場合があります。接骨院を受診する前に整形外科を訪れ、診断を受けておくと確実です。
保険が使えるかどうかで自己負担額が大きく変わるため、事前の確認は欠かせません。とくに初診時は経緯を具体的に伝えましょう。
施術や頻度の見直しをする
通院の頻度が多いと、1回ごとの金額が少なくても全体費用は増えてしまいます。状態が落ち着いてきたら、施術頻度を減らすことも手段の1つです。
担当の柔道整復師と相談しながら、週1回から隔週といった見直しで費用を抑えるのもよいでしょう。複数の施術を選んでいる場合は、本当に必要であるかを見直し、施術を絞ればかかる費用も減らせます。
施術が必要であるかなど、不明な点は施術者に質問しても問題ありません。自分に合った内容へ調整してください。
回数券や通院割引を利用する
自費診療が中心の接骨院では、回数券や割引制度を用意しているところがあります。たとえば10回分をまとめて購入することで、1回あたりの料金が安くなる仕組みです。
継続者向けに割引が適用されるケースもあります。このような制度は、ある程度通院が必要な人にとって大きなメリットになります。
施術を受ける回数が多い場合は、「フリーパス」もおすすめです。フリーパスは一定期間内なら通い放題になるプランで、多くの接骨院で採用されています。料金は一定なので、通う回数が多い方は利用メリットが大きいです。
補助金・助成制度を探す
自治体によっては高齢者など、一定条件を満たす人に施術費の一部を助成する制度を設けています。助成対象であれば、1回あたりの費用が1,000円程度軽減されることもあります。申請には住民票や医師の診断書など、必要書類の提出が求められる場合が多いので、自治体のホームページを確認しましょう。
また、保険基準を満たす施術の場合は、国保から払い戻しが受けられる場合もあります。審査には時間がかかりますが、利用できるなら申請して損はありません。
お住まいの地域の市区町村ホームページや福祉課で、利用できる補助金・助成金を探してみましょう。制度を活用すれば、経済的な負担を抑えながら安心して通院できます。
整骨院・接骨院を利用する際のポイント
接骨院や整骨院を初めて利用する際に確認したい、3つのポイントを解説します。初診料や通院の計画を立てる際の参考にしてください。
- ・施術内容を把握する
- ・通いやすい場所・頻度か確認する
- ・領収書は保管する
詳しく見ていきましょう。
施術内容を把握する
接骨院や整骨院で健康保険が適用される場合でも、すべてが自動的に保険対象となるわけではありません。通常は「療養費制度」に基づき、患者が施術費を一旦全額支払い、後から保険者へ申請する流れが原則です。
ただし、多くの院では申請手続きを委任できるため、自己負担分のみの支払いで済むケースが一般的です。この場合、施術内容や負傷の原因が記載された「療養費支給申請書」への署名が必要となります。署名は内容を確認したうえで、自身の意思で行います。
白紙や未確認での署名は避けましょう。納得できない点があれば、必ず施術前に確認を行うようにしてください。
※参考:柔道整復師などの施術にかかる療養費の取扱いについて|厚生労働省
※参考:柔道整復師(整骨院・接骨院)のかかり方|こんな時に健保|全国健康保険協会
通いやすい場所・頻度か確認する
施術の効果を実感するためには、継続的に通院できる環境を整える必要があります。接骨院の施術は週1〜2回の施術が推奨されるため、ペースを守って通い続けられるか考えてみましょう。
職場や自宅からの距離、通院可能な時間帯、予約の取りやすさなどを考慮し、自分の生活スタイルに合う院を選ぶのがおすすめです。平日の来院が難しい方は土日対応の接骨院も検討してください。通院が億劫にならない環境を選ぶことで、継続につなげやすくなります。
領収書は保管する
整骨院・接骨院で保険診療をした場合、医療費控除の対象となるため、確定申告をすれば税金の還付を受けられることがあります。確定申告をするためには、施術後に必ず領収書を受け取り、保管しておくことが重要です。
健康保険組合などから施術内容の問い合わせを受ける場合にも、領収書は資料として必要になります。なお、柔道整復師には領収書の発行義務があり、施術を行った院では必ず発行されます。忘れずに受け取りましょう。
※参考:柔道整復師(整骨院・接骨院)のかかり方|こんな時に健保|全国健康保険協会
整骨院・接骨院を利用する際の注意点
接骨院や整骨院を利用する前に、いくつかの注意点を理解しておくことも大切です。とくにお金に関わる部分を把握せずに通院すると、予期しないトラブルが発生するおそれがあります。
ここでは、整骨院・接骨院を利用する際の注意点を4つ解説します。
- ・自己負担額が発生することがある
- ・回数券はよく考えて購入する
- ・保険適用されなくなる場合がある
- ・長期に渡る場合は再度診察を受ける
詳しく説明します。
自己負担額が発生することがある
ケガ治療として保険適用された場合でも、いずれの施術も際限なく利用できるわけではありません。保険対象のケガ治療に使うとしても、保険の適用範囲を超えた施術は自己負担となってしまうのです。
施術者から、「保険の範囲」と「自費負担の有無」を必ず確認することが大切です。内訳を確実に把握することで、費用の思い違いも招きません。
回数券はよく考えて購入する
費用を抑えるために回数券を利用する方法がありますが、購入はよく検討したうえで進めてください。自由診療では1回ごとの料金が高くなる傾向があるため、回数券で割安になるケースも見られます。
一方で、返金不可・有効期限の短さなど、条件によっては損をする場合もあります。悪質なケースでは、不安を煽るような形で回数券の購入を迫る場合もあるので注意してください。
通院頻度と施術の満足度を考え、お得だと確実に納得してから購入するのがおすすめです。ほかの院の回数券とも比較し、客観的に分析しましょう。
保険適用されなくなる場合がある
接骨院で行う施術の保険適用は、期間が最大6ヶ月に定められています。健康保険が使えていた施術でも、期間を過ぎた場合は保険が適用されなくなります。再度保険を利用するには、再同意書の交付が必要です。
一度適用されていても、通院による症状の変化で施術の目的が変わった場合も適用除外となることがあります。
※参考:整骨院などの施術について|保険給付いろいろ|健保のしくみ|ロイヤルホテル健康保険組合
長期に渡る場合は再度診察を受ける
症状の改善がみられない場合は、内科的原因が隠れている懸念があるため注意が必要です。
基準として施術期間が6ヶ月以上続いていて変化がみられない場合は、医療機関での再診や再評価が推奨されます。一区切りとして医療機関へ赴き、症状が改善しない理由を突き止めてください。
信頼できる整骨院・接骨院の選び方
整骨院や接骨院を選ぶ際には、施術内容や費用の納得感を得られるかどうかが重要です。信頼性に欠ける院を選ぶと、十分な説明がないまま施術が進み、後悔につながるおそれがあります。
ここでは、信頼できる接骨院を見つけるための選び方のコツを紹介します。
- ・カウンセリングの姿勢を重視する
- ・回数券の押し売りがないか様子を見る
- ・口コミ・評判をチェックする
それぞれ見ていきましょう。
カウンセリングの姿勢を重視する
信頼できる院は、施術前のカウンセリングに力を入れています。
たとえば問診では痛みの原因や日常生活のクセまで細かく聞き、症状に応じた施術内容や費用も丁寧な説明があります。とくに初診時には、検査結果に基づいた治療方針を提示してくれる院を選ぶと安心です。
施術内容や目的を理解しながら進められる接骨院は、長期的に通ううえでも信頼を築きやすくなります。反対に、説明が一方的だったり、質問に対してあいまいな返答をする場合は注意が必要です。
回数券の押し売りがないか様子を見る
回数券や高額コースを初回から勧める場合は、よい接骨院とはいえません。施術効果が確認できていない段階で契約を促す行為は、利用者の不安につけ込む行為といえます。回数券は利用者の改善傾向を見たうえで、必要性を判断して提案するのが良心的です。
回数券を勧める場合も、契約内容の説明、クーリングオフや有効期限まで丁寧に説明する接骨院だと信頼が置けるといえます。無理な勧誘はせず、利用者を大切にする接骨院を選ぶようにしましょう。
口コミ・評判をチェックする
SNS、Googleマップ、口コミサイトなどでは、実際の感想を見られるのでチェックしましょう。
実情を口コミを通して知ることで、宣伝と提供されているサービスが一致しているか判断できます。受ける施術が決まっている場合は、具体的な施術の評判も知ることが可能です。接客態度や院内の清潔さ、説明の丁寧さに関する口コミもあわせてチェックしましょう。
投稿が新しい口コミほど現状を反映しているため、なるべく新しいものに目を通すのがおすすめです。
【Q&A】整骨院・接骨院の初診料でよくある質問
整骨院・接骨院の初診料には、利用者の不安や疑問が多く寄せられます。とくに料金体系が複雑に見える点は、初めての方にとって大きなハードルです。
整骨院・接骨院の初診料でよくある質問と回答をまとめたので、参考にしてください。
- ・初診料が高いのはなぜですか?
- ・再度初診料がかかるまでの期間は?
- ・料金が高いから通えないと伝えてもよい?
事前に疑問を解消しておくことで、安心して施術を受けやすくなります。
Q.初診料が高いのはなぜですか?
初診料が高めに設定されている理由は、診療工程の多さにあります。
初回は施術前の問診(ヒアリング)や検査や診断などに十分な時間をかけます。痛みの原因を特定するため、症状の原因や身体のクセなどを確認する必要があるのです。
さらに利用者によっては、施術を複数行うために高くつくこともありえます。症状に対し必要性がある場合は施術を組み合わせることは珍しくありません。
Q.再度初診料がかかるまでの期間は?
一般的に接骨院では、前回の施術から1ヶ月以上経過している場合に再度初診料が必要です。ただし、院によって多少異なるため、利用する院に問い合わせをおすすめします。
また、同じ症状であっても再評価が必要な場合は、初診料が必要になることもあります。施術の空白期間が長いと、身体の状態が変化している可能性があるためです。
来院予定がしばらく先になりそうな場合は、料金基準を問い合わせておくと安心です。
Q.料金が高いから通えないと伝えてもよい?
料金に不安がある場合は、遠慮せず施術者やスタッフに相談してください。
接骨院では、費用の透明性や通いやすさを重視しているところが多く、利用者の予算に応じて施術内容を調整してくれるケースもあります。たとえば、施術頻度を見直したり、オプションを外すなどの提案も可能です。無理なく継続することが大事なため、気軽にご相談ください。
まとめ:初診料は施術院によって異なる
接骨院や整骨院の初診料は「診察費」「治療費」「手数料」を内包しています。初診では利用者の身体の診断を行う必要があるため、どうしても高くなりやすいです。
さらに最終的には施術内容や、保険の適用有無によっても大きく変わってきます。使用する設備も料金を左右するため、事前に施術内容や料金体系を確認しておくと安心です。
電話や予約フォームで問い合わせれば、概算の見積もりを教えてくれる院もあります。不明点は漏れなく質問し、自分の目的に合った院を選ぶことが、無駄な出費を防ぐ近道です。信頼できる院と出会うことが、適切な身体のケアにもつながります。
この記事の監修者
大脇 徹也Oowaki Tetsuya
合同会社 ナチュラルはりきゅう整骨院
院長 代表社員
プロフィール
「人の役に立ちたい」という思いから、大学卒業後、医療専門学校を経て鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師の国家資格を取得。その後鍼灸院や整骨院の勤務を経て、平成20年に現在のナチュラル鍼灸マッサージ整骨院を開設。治療家歴30年
思い
私が治療家になろうと決意したのは、20歳の時に交通事故にあったのがきっかけでした。その時ひどい「むちうち」に悩まされ「わらをもつかむ思い」で必死に治療院に通いました。その先生の献身的な治療により、完治することが出来ました。その時の感謝と感動は今でも忘れません。それと同時に、骨格矯正の重要性や東洋医学のすばらしさを学びました。これを機に治療家を目指そうと決意し、以前の私と同じように、どこに行っても治らない痛みでお困りの多くの方々を救い、笑顔にしたいという想いで今も日々技術向上に励んでおります。
資格
柔道整復師・鍼師、灸師、あんま・マッサージ・指圧師・SCT創術カイロプラクティック・AKA(関節運動学的アプローチ)
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